先週から登場している+Rの新容器ですが、実は、石川県加賀市山中温泉地区の伝統的な漆器、山中塗の手法でつくられているんです。
サービス企画当初、
「ユーザー様に質の良い容器でランチをお届けすることで、心も体も満たされるような体験を提供したい」
という想いで様々な容器を検討しました。
その中でも、木のような温かみのあるデザイン、職人さんたちの手で一つ一つ容器が作られているという背景に共感したため、山中塗の容器メーカーである正和さんに相談し、特注で作成してもらえることになりました。
今回は、+Rのお弁当箱が作られていく様子を紹介します。
1. 成型機で容器を作る
まずは容器の形を作るための金型づくりから始まります。
お弁当箱の場合、蓋と容器本体の2つのパーツに分けて金型が作られます。
この金型を成型機にセットし、米粒ほど小さな素材を熱で溶かした後、金型に流しこみ、冷却することで形を作っています。
工場には成型機が何台もあり、私たちが普段飲食店で目にしているお皿やコップも次々と形成されていました!
2. 職人技で容器を塗装する
ムラがでないよう、容器一つ一つ丁寧に塗料を吹きかけていきます。
容器の形や凹凸の有無によって難易度が変わり、さらに吹きかけ方を変えることで様々なデザイン表現もできるとのこと。
練習などはなく、1,000個塗って20個不良品がでるかどうかという、まさに職人さんの熟練技!
先代から代々受け継いでいる職人さんも多く、先代の技術を見て学んでいくそうです。
3. 容器にデザインや色を追加する
最後は版にインクをつけ、職人さんが一つ一つデザインをつけていきます。
+R Smart Lunch boxのロゴマークも職人さんによって手作業でつけられたものです。
もっと複雑なデザインの場合は版や色を変えて何度も模様を重ねていきます。
以下の写真は、職人さんが作ったモネの睡蓮のブローチ。立体感があったり絶妙な色のグラデーションができていたり、とても綺麗で見惚れちゃいますね。
こうして職人さんの丁寧な作業で作られたお弁当箱が私たちのもとに届きます。
ぜひ、こだわりの詰まった山中塗のお弁当箱で、素敵なランチタイムを過ごしてくださいね!