今週お披露目となった+Rの新しい容器は、すでにご覧いただけましたか?
いままでの容器は2段重ねのボリューミーなお弁当箱でしたが、新しい容器は1段タイプでコンパクトになりました。
今回は、この容器が誕生した背景をご紹介します。
きっかけはご利用者の声
+Rは、2023年7月に、以下のような2段重ねのお弁当箱でスタートしました。
当サービスは、「届く容器の色によって、異なるデジタルコンテンツが楽しめる」という仕組みになっています。
様々な色のお弁当箱が届く楽しさを感じていただきたいという想いから、赤、青、黄色、オレンジなど10色の蓋をご用意しました。
ご利用者からは
「カラフルで楽しい気分になる」
「全色集めたくなっちゃう!」
などのご感想をいただいておりましたが、一方で、
「量が多くて食べ切れない」
「この色も明るくて良いけど、もう少し落ち着いた色合いだとよりオシャレに感じるかも!」
というようなご意見も頂きました。
さらに料理を提供してくださっているレストランの方からも、
「この2段のお弁当箱だとうまくおさまらないため提供できないメニューがある」
というお話をいただいたため、新しく一回り小さいサイズの容器を開発することになりました。
新しい容器の開発をメーカーさんに依頼
まずは、1段のコンパクトな容器を作っているメーカーを探すところから始まり、その中でも落ち着いたデザインに惹かれ、山中塗のお弁当箱などを作っている株式会社正和さんに連絡を取りました。
株式会社正和:https://www.showa-inc.com/index.html
そして、早速+Rの取り組みについてご紹介したところ、「面白い取り組みだね!」と賛同していただき、+Rの容器製造をお願いすることになりました。
最初は、利用してくださった方に1ランク上のランチタイムを過ごしていただけるよう、木のぬくもりを感じられるようなお弁当箱にできないか、という想いから、木のお弁当箱を作りたいとも考えていました。
そこで正和さんにご相談したところ、「木のお弁当箱は乾燥に時間がかかる」「手洗いなど丁寧なケアが必要」ということが分かり、今回のサービスには向いていないということで断念しました。
しかし「それでも木のような雰囲気のお弁当箱を作りたい!」という気持ちを諦めきれずにいたところ、木のようなざらざらした質感をもちつつも、プラスチック素材のため、洗浄機や電子レンジを使うことができる容器がある、と教えていただき、今回の容器の素材として使わせてもらえることになりました。
プロトタイプ完成!
その後数回の打ち合わせを経て、いよいよプロトタイプが完成!
以下の画像のような、長方形と楕円状の2種類の容器を作成してもらいました。
楕円形の容器は「コロンとしたフォルムがかわいい!」とチーム内の女性から人気ではあったのですが、デリバリーのためにバッグの中で重ねると安定しないという問題があったため、長方形のほうを採用することになりました。
満を持して新容器がデビュー!
容器のデザインも決定したため、早速新しい容器を持ってレストランを訪問。試しに料理を詰めてもらったところうまくおさまり、洗浄も問題ないという評価をいただきました。
かくして2024年5月、ついに新容器がデビュー!
木の温かみを感じられる、大人世代向けのおしゃれなお弁当箱になったのではないかと思います。
運営チーム内でも、
「普段からそんなにたくさんは食べられないので、サイズ的にこのくらいがちょうどいい」
「蓋の色合いが大人っぽくてかっこいい」
「木目のような手触りが感じられてホッとする」
などの意見があり、早速好評の予感…!
ぜひ皆様も手に取ってみてくださいね。