+R Story Vol.5 「身近(?)な図書館、ちょっと意外な図書館」

放課後プラスアール

+R Storyでは地域の人々がエシカルな取り組みについてどのような考えを持っているのかを発信するコラムを配信しています。

第一弾は渋谷教育学園渋谷中学高等学校の学生が彼ら彼女らの視点で、エシカルな取り組みについて取材をして感じたリアルな声を発信しています。Vol5はMiNoさんのコラムです!

はじめまして、渋谷教育学園渋谷中学校に通っているMiNoと申します!

私は元々課外活動に力をいれており、今回はその一環としてこちらのコラムを書かせていただきました。

今回取材させていただいたのは、練馬区立南田中図書館。というのも、こちらの図書館では「ユースサポーター」という、主に青少年コーナーの選書や飾り付けを中高生のボランティア自らが行う取り組みがあり、私もこのボランティア活動に参加させていただいていたのです。

ちょっと意外な公共図書館の話、ぜひ読んでいってください!

身近(?)な図書館、ちょっと意外な図書館

この記事にたどり着いた貴方にとって、活字を読むことは日常の一部であるはずだ。その形式がどうであれ、存在は身近だろう。

では、図書館は?

図書館。すなわち、活字が詰まった場所。きっと誰にとっても、小さい頃には少なからず図書館とは身近な存在であったはずだ。では、今はどうだろう。

実は当のこの記事を書いている私も最近はあまり利用していない。だが取材を行い、お話をきいてからは、少し「図書館」という存在自体の認識が変わった気がする。 

「図書館は、博物館の一種のようなもの」

「図書館は、博物館の一種のようなもの」。このサブタイトルを読んだ貴方は、何を思っただろうか。

私の場合、この言葉はすとんと腑に落ちた。確かに、少し考えてみればわかることだ。図書館とは、図書資料を収集、保管、提供する場所だ。では例えば化石博物館は?これも同じく化石を収集、保管、提供(展示)する場所だ。伝わっただろうか? 

「図書館は、博物館の一種のようなもの」だ。だが図書館はただの「博物館」ではない。「地域に密着した」博物館なのだ。

例えば、南田中図書館がある地域では、毎年4月、もしくは5月に祭りが行われる。これは「照姫伝説」に由来するものなのだが、実はこの照姫伝説が記された児童向けの資料は少し前まで存在していなかった。そこで図書館は、様々な方の協力を得ながら、児童向けに「照姫伝説」の概要と参考文献をまとめた《パスファインダー》を冊子形態にしたものを作成した。

実は図書館は地域の伝説や歴史、特産品などについての資料をまとめる役割も持っていたのである。化石博物館の話でいうならば、展示資料のキャプション(解説資料)作成だろうか。まさに図書館は博物館のようなものだ。

「図書館は、知の根源である」

SDGs。貴方は当然のようにこの言葉を知っているだろう。そして、きっと当然のようにこれは早急に解決すべきだと思っているだろう。

だが、その目標17つのうちいくつを答えられるだろうか。私は散々ボランティア活動などでこの言葉を使ってきたが、実際に答えられたのは10に満たなかった。

SDGs。実は図書館はそのすべての目標に通じていると、貴方は考えたことがあるだろうか。そう、何かしらのアクションを起こそうと思ったら、まずはそれについて知らなければならない。

今回はSDGsを例にあげたが、それに限ったことではない。勿論インターネットも便利だが、一度校閲のフィルターがかかり、確実な情報がつまっている図書資料をみるのは、非常に有効ではないだろうか。

実は、図書館とは、色々な「知」が詰まった場所なのである。

さて、この記事をここまで読んできた貴方にとって、活字を読むことは日常の一部であるはずだ。では、図書館は?どれだけ身近にあるだろうか?どれだけ、身近にあるべき存在なのだろうか?